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いままで、ウチのマルガリータの全体像を明記していなかったので
ブラジルモデルの特徴とともに、どういうくるまなのか、記録に残しておこうと思う。

フォルクス・ワーゲン ビートル
ブラジル製造 現地名FUSCA

ドイツ本国で製造された固体ではなく、ブラジルで製造されたモデル。
1953年、当時リオデジャネイロでVWの輸入を開始しようとしていたクライスラーディーラーが、西ドイツVW本社との共同出資でVWブラジルを設立。
同年、ドイツで生産されキットとして送られてきたパーツのノッチダウン生産を開始。
その後VWブラジルは、1957年からパーツの現地生産も開始したが、当初は50%だった現地調達率も1959年には100%となり、純粋なブラジルメイド・ビートルとなる。
ブラジル・ビートル(現地名:FUSCA)はこれ以降、独自の発展を続け、ドイツとは違う特徴を持つオリジナルの車両を作ることになります。

ドイツ製ビートルは、1965年にはウィンドウ面積の拡大され、スプリット時代から変わらなかったサイドウィンドウは大きくなりました。
それに伴いベントウィングの角度が変わり、一気に近代的なイメージを身に纏います。

ところがブラジル製のビートルはベンチレーションも追加され、フェンダーもバンパーも12Vタイプの形状にモデルチェンジしましたがボディそのものの形状は生産終了までウィンドウ面積の狭い1964年までのボディが採用され、変わることがありませんでした。

日本では、80年代なかばにFLAT-4の手により、このブラジル製ビートルが輸入・販売されました。
輸入された時点でフロント/リアのフード・フェンダー・バンパー・ミラーなどが63年風の部品に付け替えられ、60年代の外見を得てから販売されたようです。
いわゆる『バケロク』なのですが、個人の趣味として外見を改造した というのとは少し事情が違うようです。

画像は企画室ネコから昭和60年に出版された NEKOヒストリック・カー・ブックス第四巻 に掲載されている当時の記事。
ウチのビートルの販売された当時の姿が、これ と思って間違いないようです。

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初代オーナーの元に納車されたのは1985年。
その後、4穴ホイールは5穴に ベンチレーション・給油口・インパネなど 板金加工によって、FLAT-4が手をつけなかった部分も徹底的に改造され、見事な『バケロク』になっています。

フロントフード内部には、ブラジル製を証明するプレートが綺麗に残されておりブラジル生まれであることを証明しています。

ハイビームの切り替えスイッチは65年式で廃止されたフットタイプ。
左上にあるでっかいスイッチはウインドウウオッシャーのスイッチ。
ハイビームと同じく、グイッと踏みつけると水が出ます。

ヒーターノブは64年式までに装備されていた回転式。

スターターは67年式までと同じく、ダッシュ下部にある。
カセットデッキはニッサンPAOの純正品。
純正っぽいAMラジオが付いていたのだが、取り付けがいいかげんでグラグラしているうえに、スイッチが壊れていたので取り外し、修理する機会を伺っている。
今は、プレートだけ残し、裏からガムテープを貼って隙間風を防いでいる。
…なんとかしたい所ではある。運転していてつねに、目に付く部分だけに気になる場所だ。

前オーナーの手により、タコメーターとオイルテンプゲージが追加されている。
位置は見やすいよう、自分なりに付け替えてみた。
ステアリングはかなり、ひび割れてキレイとは言えない状態。
グローブボックスはフタが堅く、チリがあっていない。
特に不便ではないのだが、時間を見つけて修理したい場所のひとつだ。

シートには、67年以降に装備されるサイドにレバーの付く仕様。

アウタードアハンドルは高年式と同じ形状。
オリジナルのブラジルものは黒い塗装処理のはずなので、ここも前オーナーがクローム処理のハンドルに付け替えたものと思われる。

ドアロックは67年式以降と同じくウインドウ後部よりにロックピンが頭を出している。

インナードアハンドルは66年式までと同じく、引いたらドアが開く。
ただし、押してロックする という機構は無い。

三角窓は64年式までの垂直な枠を維持する。
黒の塗装処理で、スタンダードモデルのようにも見える。
ロックボタンも無く、ラッチの位置も違うドイツ製には無いタイプ。

ジャッキアップポイントもブラジル独自の形状。

当然、ジャッキも専用のジャッキを使用することになる。

エンジンはツインキャブ。
やはり、きれいとは言えない。エンジンチンもないので付け足してやりたいが、マフラーが社外品に交換されていてそこに干渉しそうだ。
このまま というわけにもいかないので、やがて、隙を見て手を入れたい。
排気量 1584cc
ボア、ストローク 85,5×69,0mm
パワー/トルク 86HP/4000r.p.m 13,5Kg=m/2500r.p.m
と、カタログには表記されているが、中身がどうなのか、確認していないのでよく分からない。

ワイパーは高年式でスピードは2段切り替え。
旧いビートルの弱点 というか 雨天での視界確保を考えると、この改造は大歓迎。
個人的に ではあるが。
運転中、目に入る場所でもあるし、人によっては意見が分かれる場所かもしれない。

ドイツのVW社が正式に「ビートル(カブトムシ・甲虫)」と名付けたわけではなく、あくまで愛称だった。
現地名FUSCA(巨大ゴキブリ) については、VOLKSWAGEN DO BURASILが正式に名乗らせていたか否かは不明。
現地のカタログには、FUSCAのエンブレムのついたリアフードの写真が掲載されているので正式にFUSCAを名乗っていたのかもしれない。